Google アナリティクスでトラッキングコードが他サイトに貼られてしまった時の対処法
自サイトに設定しているGoogle アナリティクスのトラッキングコードが、意図せず他サイトに設置されてしまいアクセス解析が正確にできなくなってしまうことがあります。
まずは、間違って設置されたサイト運営者に連絡し変更を依頼する事が先決ですが、対応に時間がかかったり連絡が取れない場合もあります。そんな時は、Google アナリティクスの設定で回避することができます。
当記事を書くきっかけとなったのは、陰ながら勝手にお世話になってるWebクリエイターボックスのMana(@chibimana)さんの以下ツイート。
度々うちのGoogleアナリティクスの解析コードが他サイトに埋め込まれて正確な解析ができません。最近また変な解析結果出てるなーと調べたら ameblo.jp に埋め込まれ、芸能人オフィシャルブロガーさんの結果まで反映されてるよ\(^o^)/
— Mana (@chibimana) July 15, 2013
ということで、勝手にお悩み解決いたします(笑)
・「フィルタ」でこれからの計測データへの対処
フィルタで計測データをドメイン名で限定することで他サイトに貼られたトラッキングコードによるトラフィックデータの集計を排除します。
・「アドバンスセグメント」で過去の集計データへの対処
すでに計測されてしまったデータについてはアドバンスセグメントを使用して他サイトへのトラフィックデータを除外する事ができます。
「フィルタ」でこれからの計測データへの対処
自サイトと同じトラッキングコードが貼られてしまった他サイトへのトラフィック(アクセス)がアクセス解析に含まれないよう、計測データを自サイトのホスト名(ドメイン)に限定するフィルタを追加します。
1.フィルタ一覧を開きます。
「アナリティクス設定」> 「アカウント管理」>「アカウントID(該当のアカウントID)」>「プロパティID(該当のプロパティID)」>「プロファイル(該当のプロファイル)」>「フィルタ」の順でフィルタの設定画面を開きます。
2.プロファイルにフィルタを追加します。
「+新しいフィルタ」をクリックして「プロファイルにフィルタを追加」します。
(1)フィルタ名:任意のフィルタ名を入力
(2)フィルタの種類:「既存のフィルタ」を選択
(3)「右のみを含む」を選択
(4)「ホスト名へのトラフィック」を選択
(5)「等しい」を選択
(6)ホスト名:ホスト名(ドメイン)を入力
「保存」をクリックして完了です。
上記フィルタの追加完了後から他サイトへのトラフィックデータの計測は除外されるようになります。
ですが、フィルタ設定前のデータについては除外することができないので以下の「アドバンスセグメント」を設定する必要があります。
「アドバンスセグメント」で過去の集計データへの対処
すでに計測されてしまった他サイトへのトラフィックデータを集計結果に反映されないように、「アドバンスセグメント」を追加します。
1.アドバンス セグメントを開きます。
「(該当プロパティIDの)レポート」> 「ユーザーサマリー」>「アドバンスセグメント」の順で設定画面を開きます。
2.セグメントを追加します。
「+新しいカスタム セグメント」をクリックしてセグメントの作成をします。
(1)名前:任意のセグメント名を入力
(2)「一致」を選択
(3)「ホスト名」を選択
(4)「完全一致」を選択
(6)ホスト名(ドメイン)を入力
「セグメントの保存」をクリックして完了です。
以上で、以前のデータから他サイトへのトラフィックデータを除いた集計結果が表示されるようになります。
※セッション毎にセグメント設定のチェックが外れてしまうようなので、アナリティクスを閉じたりログアウトした場合は、再度チェックを入れる必要があります。
いかがでしたでしょうか。
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